NZワーホリでオーペア先を探す方法|自力で3軒見つけた体験談とFacebook投稿のコツ(コピペ用実例アリ)

赤ちゃんを抱きあげる女性 ニュージーランドワーキングホリデー

投稿日:2025年4月6日

赤ちゃんを抱きあげる女性

こんにちは、ニュージーランドでワーキングホリデー中のナツメです。
今回は、オーペアの仕事を探す際のFacebookポストについて徹底解説していきます。
私はエージェントに頼らず自力で3つのニュージーランド人家庭のオーペア先をゲットしています。

私がお仕事を獲得した際に投稿した、実際のFacebook投稿を元に、初心者にも分かりやすく丁寧に解説!

実例のテンプレ用コピー、日本語訳、書き方のコツ、実例以外の記入例などを余すことなく用いて
これ一つでオーペア探しのFacebookポストについての不安が解消できるように記事を作成しています。

本記事がニュージーランドワーホリを迷っている方、ニュージーランドでの職探しに不安を抱える方の参考になれば幸いです。

※本記事はオーペア探しの際のFacebookのポスト内容について解説しています。
 Facebookを使ったオーペア探し全体の手順について知りたい方はコチラもチェック
https://straysheepjourney.com/how-to-get-au-pair-job-fb/

オーペア(Au pair)とは

解説を始める前に、念のためオーペアについて紹介します。
ご存じの方は読み飛ばして、実例からどうぞ

オーペア(Au pair)とは、海外の家庭にホームステイし、子どもの保育や家事をする見返りに滞在先の家族から報酬をもらい生活する留学制度です。オペア、ナニー(Nanny)などとも言われます。

ニュージーランドは世界経済フォーラムが発表するジェンダーギャップ指数で4位を獲得し、女性の社会参画が盛んな国です。

また14歳以下の子供を保護者の監視下から一人にすることが法律で禁じられており、小学校の登下校には保護者の送り迎えが必要です。

そんな背景から、ニュージーランドでは、オーペアが一般的に広く受け入れられています。

オーペア側としては、生活費を気にする必要なく、お小遣いまで貰える上、ニュージーランドの家庭のリアルな生活を体験できる、まさにwin-winの制度です。

参考:世界経済フォーラム ーGlobal Gender Gap Report 2024
https://jp.weforum.org/publications/global-gender-gap-report-2024/digest/
参考:ニュージーランド政府 -Licing children home alone
https://www.govt.nz/browse/family-and-whanau/childcare-and-supervision/leaving-children-by-themselves/

オーペアの仕事探しの方法

オーペアのお仕事を個人で探す場合はFacebookが最も有効な手段になります。

ざっくりとした流れとしては下記のとおりです。

①オーペア向けFacebookグループを探す
②Facebookグループにポストを投稿
③面接
④採用

今回は、②のFacebook投稿の中身について解説していきます。

オーペア向けFacebookポストの実例

早速、私がお仕事獲得時に投稿したポストの実例を紹介します。
イメージが湧きやすいように、ギリギリまで原文そのまま採用しています。
囲いは解説用に分かりやすく分けるために後から追加したものです。

実例、日本語訳、解説、テンプレ用のコピーの順番に掲載していきますが、お急ぎの方はそれぞれ下記リンクからどうぞ。
オーペア向けFacebookポストの実例(日本語訳)
オーペア向けFacebookポスト 実例を元に徹底解説
オーペア向けFacebookポスト コピペ用テンプレート

ポスト

オーペア向けFacebookポストの実例(日本語訳)

ポスト日本語訳

オーペア向けFacebookポスト 実例を元に徹底解説

上記の投稿は主に下記の5つのパートから構成されています。
①冒頭あいさつ
②自己紹介&探しているお仕事の種類、エリア、期間
③自己PR、アピールポイント
④その他アピールポイントの箇条書き
⑤結び
一つずつ丁寧に解説していきます。

①冒頭あいさつ

Kia ora! Beautiful family!

シンプルなあいさつですが、重要なポイントがあります。
この投稿がホストファミリー向けの投稿であることを明確にすることです。
Facebookグループ内では、ホストを探すファミリーと、オーペアの投稿が入り乱れています。
ホストファミリーに投稿を見つけてもらいやすくするために、この投稿がホストファミリー向けであることを冒頭でしっかり明示しましょう

記入例:
Hello, host families! (こんにちは、ホストファミリーの皆さん!)
Hi parents! (やあ、親御さん!)
Dear Families (ファミリーの皆様へ)

②自己紹介&探しているお仕事の種類、エリア、期間

My name is ○○(名前) I am 〇〇(歳) years old and from Tokyo, Japan.
I'm looking for Nanny / Au Pair / Babysitting / Housekeeping work in Queenstown and Wellington or the surrounding areas.
私の名前は○○です。○○歳で日本の東京出身です。
クイーンズタウン、またはウェリントン周辺でナニー/オーペア/ベビーシッター/ハウスキーパー/の仕事を探しています。

簡単な自己紹介(名前、年齢、出身地など)と探している仕事の種類、エリア、期間などを記入します。

Facebookの投稿は、TL上では折りたたまれていて最初の3~5行程度しか見えません
冒頭のあいさつに加え、ここで探している仕事をアピールし、ファミリーの目に留まりやすくします。
また、特に働きたいエリアや期間などがある場合は、最初の3~5行以内に収めることで条件にあうファミリーからの連絡率がアップします。

記入例:
I’m looking for a host family in Christchurch as an Au pair. It is available from mid-May.
クライストチャーチでオーペアのホストファミリーを探しています。5月中旬から働けます

I’m looking for an Au pair position on the North Island. I can start ASAP!
北島でのオーペアのポジションを探しています。すぐにでも働けます!

③自己PR、アピールポイント

I have a Working Holiday Visa until ○○.(ビザの期限 例:May 2025)
I have worked as a nursery assistant for 6 months and in a children's amusement park for 2 years.
I have lived on my own for 10 years. So I'm also good at housework.
Since my father is a chef in a Japanese restaurant, I'm especially good at cooking.

I worked as a salesperson for a Japanese company for 5+ years, then I took a leap of faith and quit my job and now I'm enjoying life in Aotearoa New Zealand with all my heart.
20○○年○○月まで有効なワーキングホリデービザを持っています。
保育士のアシスタントとして6ヵ月、こども向けの遊園地で2年間の勤務経験があります。
10年間一人暮らしをしていたので、家事は得意です。
お父さんが日本料理レストランのシェフなので料理は特に得意です。
日本企業で5年以上営業として働いてきましたが、思い切って仕事を辞めて、今はニュージーランドでの生活を心から楽しんでいます。

投稿のサビの部分です。オーペアポジションに最適な自分の経歴や才能をアピールしましょう。
特に推したいアピールポイントや、差別化を図れるユニークなものを書いていきます。

保育士こども関連の仕事経験がある人、子ども関連の資格は強力な武器になりますので、早い段階でアピールしましょう。

特にない場合でも、自分の経歴の中からこどもに関連するものを探しましょう。
子どもむけ施設でのアルバイト経験や、ボランティア経験などでも大丈夫です。
(私の経験も大学時代のアルバイトです)

それでも思いつかない場合は、兄弟や親せき、友達の子どもとの遊びの経験などはどうでしょうか?
子ども関連の経験以外にも家事スキルも立派なアピールポイントとなります。

例えば:
ホテルや旅館のバイト→ハウスキーピングの経験
ファミレスのキッチン→料理上手アピール など

オーペアを募集するホストファミリーの中には、ただ子どものお世話をしてほしいだけでなく
子供に国際交流の機会を持たせたいと考えている人も少なくありません。
日本の伝統的な何かを教えられるというのも、ユニークなアピールポイントになります。

例えば:
おりがみを教えられる
日本昔話を話せる
日本の子守歌を歌える  など

わたしの場合は、子ども関連の資格もなく、経験もほとんどなかったため、一人暮らし歴10年=家事歴10年を強みにしたり、社会人経験を押し出し、まじめさ信頼感をアピールしています。

「子ども関連の経験なんてないから無理だ」と悲観的にならず、自分の才能をアピールしてホストファミリーに自分の子どもと遊んでほしい!と思わせましょう。

記入例:
I often play with my friends’ children and am good at making them smile.
(友達の子どもとよく遊んでいて、子供を笑顔にするのが得意です。)

I am good at drawing and can teach your child how to draw well.
(絵を描くのが得意なのでお子さんに上手な描き方のコツを教えられます)

I can sing Japanese lullabies, which are gentle, melodious, and good for lulling babies to sleep.
(優しいメロディーで赤ちゃんを眠りに誘うのに最適な、日本の子守歌を歌うことができます。)

④その他アピールポイントの箇条書き

Some practical details about me:
I have a  New Zealand driving license and my own car.
I am healthy, with no allergies or dietary restrictions.
I don't smoke.
I speak Japanese and English.
I can teach "Origami" - a traditional Japanese paper folding technique that develops children's creativity and dexterity.
その他、私に関する情報
・ニュージーランドの運転免許と自分の車を持っています。
・健康でアレルギーや食事制限はありません。
・タバコは吸いません
・日本語と英語を話します
・”おりがみ”を教えることができます。(日本の伝統的な遊びで子供の創造力や手先の器用さを鍛えます)

自分が一番アピールしたいポイントや、他の投稿者との差別化を図る「自己PR&アピール」に対し
「その他PRポイント」では、ホストファミリーがオーペアを雇うときにチェックしたい条件を箇条書きで分かりやすくまとめています。

ホストファミリーがチェックする条件は主に下記の通りです。

・喫煙の有無
 →非喫煙者を条件にあげているファミリーは多いです。

・運転免許、車の有無
 →運転免許や車があれば、子どもたちの送り迎えを頼みたいファミリーに有利です。

・アレルギーや宗教、信条による食事制限 または健康上の問題
 →一緒に生活する上で確認したいと思う家族が多め。
   家族側がビーガンでビーガン料理でも問題ないかを確認したい場合も

・使用言語
 →英語は完璧でなくても、意思疎通ができれば大丈夫です。
  国際交流に積極的なファミリーに有利ですので日本語も忘れず記入しましょう。

上記4つは特に、募集の条件に上げているファミリーが多いため、書いておいてあげると親切です。
その他、あれば強力なアピールポイントになるものは下記の通り。

・保育系の資格
 →自己PR欄だけでなく、ここにも再度記入し念押ししましょう。

・こども向け応急処置トレーニング
 →New Zealand RED CROSSなどで子ども向けの応急処置講習が受けられます。
 【参考】New Zealand RED CROSS First Aid for Young Children 
     https://www.redcross.org.nz/first-aid/our-courses
  
応急処置トレーニングについては、自分の経歴に自信がない場合には、講習を受けるのもアリです。
ただ、ほとんどの家族は、理想条件として書いている程度なので、受けなくても大丈夫です(わたしは受けてません)
まれに、小さい子どもがいる家庭などで必須条件に上げている場合もあります。

記入例:
・I have New Zealand Red Cross first aid training for Young children.
(赤十字の子ども向け応急処置トレーニングを受けています)

・No allergies. I respect the family’s dietary rules.
(アレルギーはありません。家族の食事のルールを尊重します)

⑤結び

If you are interested in me, please send me a message.
I hope to become part of your family.
○○(名前)
もしご興味があれば、メッセージをください。
あなたの家族の一員と慣れることを祈っています。
○○(名前)

最後に連絡手段と、家族の一員になることに対する喜びをアピールして終了です。
名前も書いておきましょう。

記入例:
・Thanks for reading. I’d love the opportunity to join your family. I look forward to your message.
○○(名前)
(読んでくれてありがとうございます。あなたの家族に加われたらうれしいです、メッセージをお待ちしています)

・I can’t wait to be part of your family! Send me a message!
Love from ○○(名前)
(あなたの家族の一員になるのが待ちきれないよ!メッセージ送ってね!○○より愛をこめて)

オーペア向けFacebookポスト コピペ用テンプレート

以下、私が実際に送ったオーペア向けFacebookポストのコピペ用テンプレートです。
適せんご自身の特技や経歴に書き換えてご使用ください!

Kia ora! Beautiful family!

My name is ○○(名前) I am 〇〇(歳) years old and from Tokyo, Japan.
I'm looking for Nanny / Au Pair / Babysitting / Housekeeping work in Queenstown and Wellington or the surrounding areas.

I have a Working Holiday Visa until ○○.(ビザの期限 例:May 2025)
I have worked as a nursery assistant for 6 months and in a children's amusement park for 2 years.
I have lived on my own for 10 years. So I'm also good at housework.
Since my father is a chef in a Japanese restaurant, I'm especially good at cooking.

I worked as a salesperson for a Japanese company for 5+ years, then I took a leap of faith and quit my job and now I'm enjoying life in Aotearoa New Zealand with all my heart.

Some practical details about me:
I have a New Zealand driving license and my own car.
I am healthy, with no allergies or dietary restrictions.
I don't smoke.
I speak Japanese and English.
I can teach "Origami" - a traditional Japanese paper folding technique that develops children's creativity and dexterity.

If you are interested in me, please send me a message.
I hope to become part of your family.
○○(名前)

おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございます。

ご不明点や、万が一英語のスペルミスなど見つけた場合は、コメントで教えていただけるとありがたいです。(私自身英語はまだまだ勉強中です・・・)

「Au pair(オーペア)とは」にも書いた通り、オーペアのお仕事はニュージーランドのリアルな家庭生活を体験しながら、おトクに生活ができる最高の機会です。

私自身も、毎日の生活の中でちょっとしたニュージーあるあるや、Kiwi Englishを学ぶことができ
ますますニュージーランドが好きになっていっています。

また、日本の遊びで子どもたちを笑顔にできたり、家族が日本の家庭料理を気に入ってくれたりすると、とても嬉しく、ちょっぴり誇らしい気持ちにもなれます。

もちろん、お仕事である以上、責任や大変なことはありますが、家族とコミュニケーションをとって相互理解を目指していく過程で成長できますし、とてもやりがいのあるお仕事です。

本記事が、一人でも多くのオーペアのお仕事を探す人や、ニュージーランドのワーホリを検討中の方の参考になれば幸いです。

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